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2010 DECEMBER

12/25 (SAT)

…ということで (なにが?)、12 月の日記を見返してみると、まあひどい内容だなと我ながら思うのであるが、心情を吐露し、誰でもいいから伝えたいというのがネットにおける個人日記やブログの本懐であると思うので、そのあたりはあまり気にしないようにしよう。headacher たる名の所以でもある。もっとも読者におかれては暗澹たる気持ちになる向きもあろうが、そこはご容赦いただくしかない。

と、こんなことを書いておきながら実はまだ少し言い足りないのであった。昨日までの日記はホントに暗く、まあ実際暗い気持ちになっているのだからしょうがないのだが、その反面、昨日の日記の末尾に書いたように、そうした思いと反し、ない交ぜになりながらもうひとつの感情もあるのである。

もう 10 年の付き合いになろうかという大切な友人がいる。もっとも友人と思っているのは Kashi. だけかもしれない。というのも、その友人が何やら秘密を抱え、それを理由にこちらとの付き合いにも影響が出るというようなことを言い出したわけである。この事は大変に傷つけられた思いが強かった。

なにがあったかは分からぬ。が、その友人は自分の行動には常に自信を持ち、それを曲げるようなことをせず貫くような確たる精神を持っていた。また氏は、いわゆるシックスセンス的な能力を持ち合わせており、そのへんも自身の行動に影響を及ぼしているようなのだが、そうなると凡俗にいるこちらとしては、もう手の出しようがないのである。

Kashi. の周りには何故かチャネリングであったり、ともかくそうしたエモーショナルな世界にいるような人々が多いのだが、常々そうした人々を危ういなあと思っている。そうした人たちはロジックではなく、感性で動くところが大きいからだ。そして大抵の場合、それでうまくいってしまうのがクセモノなのである。然るにうまくいかなかった時でも、人と違う世界観で生きてきて、それまで上手くきているから、他人が何故自分を非難したり、責められたりするのかが理解できなかったり、逆に受け入れすぎて心に負担を抱えてしまう。だから、勘働きの強い人ほど、そうした力はあくまで方向性を定めるもののひとつであって、基本的には大多数の人々が動く理屈を大事にしたほうが軋轢が少ない。少なくとも、普通の人々と同じ社会生活を営むのであれば、特にそこに注意すべきなのだ。

やや話が逸れた。
冒頭のテーマに戻ると、ともかく友人のそうした告白に Kashi. としては少々ショックを受けてしまったのである。
しかしだ。
こちら側にはそんなことはなんの関係もないのである。

自分が、何かしらの行動によってしくじりをしてしまった。だからそれに似たケースはすべて排除する。それが無関係の友人であっても、そうさせてもらう。そして理由は憚られるから濁したい。

これではこちらは到底納得ができるものではないと憤ると同時に、「自分は大事にされていないのだな」という悲しさが起きるのである。ひょっとしたら、大切に思ってくれているからこそ理由を言いたくない、ということになるのかもしれないが、それだって冗談じゃないという話で、長年つきあってくれば、それだけ自分の行動に信念を持って動く人間がやらかしたしくじりなどは相当のインパクトであり、それがなんなのかをなんとなく察することくらいはできるのだ。
だが、なんの会話もしてないし、こちらの勘などアテにはならないから、実際にはこちら大きな思い込みをしているだけかもしれない。
もしくは向こうも単純に言いたくない、言えない、言っていい内容じゃないから言わない、ということからもしれない。
なんにしても、相手が語ってくれないのだからどうしようもないのだ。しかし、少なくともこの時点では相手はどう思われても仕方がないことをしているし、むしろそこまで話したなら、無関係の人間にも影響が及ぶようなことなのだから、そこは素直になるべきだと Kashi. は思う (これが完全な第三者が本人が隠したいことを根掘り葉掘り聞こうという話なら、それは完全に筋違いであり、失礼な話である)。

そしてそれを許せぬほど、こちらも狭量ではないつもりなのだ。
ただ、そうしてもらえなかった。そして、それをまるでついでのように伝えるそのやり方。
そのことがひたすら寂しく、悲しいのである。
アクセス ログを取っていないから、見てるか見てないかわからないが、このことに思い当たるあなた。君に書いてるんだ、これは。
もし事実と反するようなことがあるなら、投げ出したり、こちらに判断を委ねるようなことをせずに、少しは反論してきなさい。
もしまだ、少しでも Kashi. のことを大事だと思ってくれているのであれば、だ。
こちらは、君が自分とどういう付き合い方をしていきたいのか、さっぱりわからぬ。
自分勝手でごめん、と君は言うけれど、こちらも自分勝手に言わせてもらうなら、納得できないのだ。
何があったんだろうとか、ひょっとしたらとか、そんな風に想像するしかなく、胸が痛むこちらの立場はどうなるのだ。

「ここまで伝えておいてなんだけど、それでも敢えて理由は聞いてくれるな」というなら、それはそれで呑み込むことも出来る。
ただ、そういう話をするなら、それなりに真剣に相対してほしい。
何かを怖がっているのか、面倒がっているのか、理解してほしいと思いながらも口に出せないでいるのか。顔を見ることも、言葉を聞くこともできないのでは、こちらには察することすらできないではないか。

もし、こちらの気持ちが重荷であるとか、正直鬱陶しいとか、特にどうとも思っていないのであれば、これからはもう毎回思い出したように「お久しぶり」などと言わず、二度と連絡しないでくれ。
こちらもその都度、振り回されて迷惑だ。

いやもう、まったくもって無関係の皆様にはまったくわけのわからぬ内容で、再びご容赦いただくしか…。

追記 (12/27) :
こういう感情は友情の押し売りなんだろうか。この数日、なんだか、自分のやっていることがひどく傲慢に思えてしょうがないのだが…。
とはいえ、ギュッとした思いがあるのも事実であるし、なかなか御しがたい感情であるからいかんともし難い。
人間関係のトラブルは大抵がコミュニケーション不足だと思うし、こちらはそうして所々空いているギャップを埋めていきたいと思うわけだが、相手側がそれを拒否するのであればこれまたいかんともし難いのである。
怒ってはいるが、その怒りは強烈な寂しさが源泉であり、日が経って冷静になってみれば今度はそちらの感情だけが残ってゆく。
今年もあとわずかだが、こうした負の感情は年神に持っていってもらいたいと願うばかりだ。
神頼みだけというのも少々図々しいと思うから、自分でももう少し客観的に感情をコントロールできるように努めてみようと思う。こちらの思いと相手の事情、せめてもうちょっとうまくバランスが取れれば良いのだけれど。

12/24 part 2(FRI)

博愛と寛容の日、クリスマス。

今日 1 日で、あまりに多方面からダメージを受けたけれど。
友人からも。家族からも。仕事からも。
そんなに自分はあちこちからゾンザイな扱いを受けなければいけないほど、業を背負っているのだろうか。

どんなクリティカルな経緯があろうと相手が自分の中で決めたルールなんて、こちらにはなんの関係もない。
あれほど言ったのに挨拶もせず、夕飯もさっさと済ませて眠る家族からプレゼントだけ要求される筋合いもない。
10 日前にもらえるはずのデータ、来週明けになってもまだ 8 割しか出来ないけど、年明けの締め切りはずらせないなど、こちらの責任でもなんでもない。

何もかも投げ棄てることが出来たら、どんなに楽だろう。
ここ数ヶ月、ずっとそんな気持ちを「きっと大丈夫」と思いながらやってきたけれど、一気に打ち砕かれてしまった気分。

今日はクリスマス。
ただの一回も笑みを浮かべることができなかった、初めての日。
あまりにも身勝手な人々と、そんな風に考えてしまう身勝手な自分を、心から嫌だと思った初めての日。

本当は自分が好きな人には優しく微笑んで、言い難いことがあるなら胸を貸し、辛いことがあれば手を差し伸べて、悲しいことがあるなら髪を撫でてあげたい。
主よ、救い給え。

12/24 (FRI)

今までの人生、クリスマスはとても楽しいものであった。子どものころはサンタのプレゼントを心待ちにし、独身時代はデートや友人同士の集い、所帯を持ってからは子どもの成長にあわせてプレゼントを用意したり、ささやかなケーキとフライドチキンでお祝いしたものだ。

然るに今日。恐らくこんなに暗い気持ちでイブを迎えるのははじめてかもしれない。世界にはもっともっと辛い気持ちを抱える人もいて、きっと Kashi. のそれなんて比ではないと思うけれど、少なくとも自分の人生の中では最悪だ。メリークルシミマス。

願わくば、自分以外のすべての人々に祝福が訪れますように。

子どもたちには高揚を。
大人たちには微笑みを。
体調の悪い人は病気が治りますように。
仕事が辛い人は成果が認められますように。
裕福でない人にはささやかな幸運を。
恋人のいない人には出会いを。
家族がいない人には愛情を。

本当に。

12/21 (TUE)

今日は散々な一日であった。まず朝は交通違反で罰金を支払い、完徹の眠気を押さえたまま長丁場の打ち合わせ、帰りの電車では 40 分間立ちっぱなし、夜になってやっと地元駅に着いたと思ったら大雨。もちろん傘は持っていない。さらにエスカレータに PC バッグの肩紐の長さ調節をする余り部分が巻き込まれ、強引に引っ張ったら案の定留め具部分が大破して使い物にならなくなる。

Kashi.は何が嫌いかって、雨ほど嫌いなものはない。こんなにも人をイライラさせるものはないのである。降るなら深夜にちょろっと降るとかにしてもらいたい。とにかく、生理的に嫌いだとしかいいようがないのだが、それが傘をもっていない時、濡れてはいけない荷物を持っている時に限って降るのだから腹が立つ。

腹が立つというのは誰でもあることだと思うが、やはり基本的に余裕がない証拠なのであろう。毎日毎日とにかくギュウギュウに仕事を行い、家庭内はギスギス、ろくなメシも食えず、睡眠もまともに取れないとなれば、余裕がなくても当たり前だ。特に一日中一人で机に向かってると、たまに俺は何をやってるんだろうと発狂したくなることもある。他人との会話というものがいかに色々なものを中和してくれるかがよくわかるのだ。

そんな心理状態の時の雨。本当にイライラして「誰か喧嘩売ってこないかな」とか「そのへんの看板や違法駐輪を蹴倒してやろうか」という気持ちにまでなる。だが、さすがにそうするわけにもいかないので、目の前にあったぎょうざの満州で自棄食い慣行。

交通違反にしても作業にしても、別に運が悪いとかではなく、自分でどうにでもなる部分だし、雨にしても天気予報さえ見ていれば回避できる問題である。しかし単純に巡り合わせが悪すぎて不愉快になってしまうのだ。

ゆとりある実り多き人生を送りたいと思うけれど。

12/20 (MON)

女房のブログ、過去の記事が消され、会員のみ閲覧に切り替わっている。先日の会話で、ブログ中でこちらをなじっていることを詰問した結果だろう。くだらん。そんなものは会員になってしまえばいいだけの話。もっとももう読む気などさらさらないけれど。なんともいえず暗い気持ちになる。やれやれ…。

12/16 (THU)

最近 Apple の暴走というか銭ゲバっぷりが著しい。Apple の今年の業績は右肩あがりでものすごい好調っぷりを示しているが、それは Mac の売上ではなく、アプリの収入によるところが大きいだろう。なんといっても App Store に登録されたアプリは売上の 30% を Apple が取っていくのである。あの悪名高き JRA ですら 25% 前後である。105 円のアプリで 30 円近くを持って行かれるのではデベロッパーもたまったものではないだろう。そして今は無料アプリは Apple から嫌われる傾向にあると、実際にアプリ開発を手がける知人は言う。

そしてクリーンなイメージを出すために問答無用で消していたアダルト系アプリも、なんだか微妙に復活している。そして先日新聞でも報道された Book 系の海賊版アプリ。著作物を無断でアプリ化しているにも関わらず、ダウンロードし放題状態。

そして今日の報道では日本での携帯端末で必須機能とされているフィルタリングが iPhone ではデフォルトで搭載されていないにも関わらず野放しということで総務省が怒っている様子。アプリをダウンロードしなければフィルタリングできないというのはやはり問題だろうなあ。何故なら人はそんなもの自発的にダウンロードしないからである。ワールドワイドで発売している以上、規制については調整が大変だとは思うが、逆に言えば各国の法律に則った形で販売するのも世界展開するメーカーの義務だと思う。
そしてもちろんソフトバンクにも責任があるであろう。日本の法規制を一番理解しているはずのキャリアが対応を怠っていたということだし、こんなことは総務省に言われるまでもなく、Apple に対策を要請すべきなのである。もっともソフトバンクも相当にモラルの低い会社だから、そんなことを期待するのが間違っているとは思うが。
孫正義は今や Apple と坂本龍馬の信者である。twitter を見ていると、正直ほんとに気持ち悪い発言ばかりで、とても大企業の代表の発言とは思えないものばかりだ。発言のすべてがまやかしに感じられるし、胡散臭い。宗教めいたエキセントリックな発言も見受けられる。そうした企業が、iPhone がとにかく売れる。売れまくっている。そんな中でわざわざ売れなくするようなことをするはずがない。Apple もますますウハウハであり、規制しろと言ったところで「自分がルールを作るんだ」という発想で生きているジョブズはきっといつもの通り「No」と一言メールして終わりであろう。

個人的にはいかに性能が良かろうが (実際にはそんなによくないが、UI 設計が恐ろしく上手いのでごまかせている)、そうしたメーカーとキャリアが提供する機種を使いたくはない。じゃあ Google にモラルがあるかといえば、それはそれでやっぱりないのだが、OS がカスタマイズできるという意味でまだしもマシであろう。なんにしても、技術が先行し、規制が後追いになる現状では、メーカーやキャリアが良心を持たねばならない。今の企業に明らかに足りていないものであり、Kashi. がデジタルを嫌がる最たる理由もそこにある。世界の未来はどこにいくのか。

12/15 (WED)

この時期年末進行で忙しい人も多かろう。しかし年末進行というのは休みに合わせた進行であるから、ある程度作業の予測もつくというものだ。では、この時期に次から次へと仕事を放り込まれるのはなんというのであろう。

答えは我儘である。クライアントはお金を払う立場であるから、ある程度無理を言うものだと下請けは理解している。しかし、だからといって明日までになんとかしてとか、納品したはずのものに次から次へと修正を入れるとか、忙しいと言っているのに打ち合わせを延々と延長するとか、きちんと約束の刻限までにフィードバックしてこないとか、ほんとモチベーション下がる。

無茶振りはいいのである。下請けはそういうのには慣れている。しかしやりたくはないのである。だったらやる気を出させるために、言いっぱなしでなくきちんとケアするとか、言われなくても追加料金をきちんと払うとか乗っけるとかそういうことをしないと、下は逃げていくばかりなのである。

今、相当にしんどい。なんとかしなければ…。

12/14 (TUE)

女房と会話。こういう時というのはお互い怒りが出るものかと思ったら、むしろそんな気持ちは一切起きず、二人ともただ静かにポツポツと心のうちを語るものなのだなと初めて知る。

今はその内容を詳細に綴るつもりもない。だが、今のままでは結婚生活は破綻してしまうことは目に見えている。お互いに言いたいことが言えず、自分の中にため込んできてしまった結果がこれだ。ならば、会話を、コミュニケーションを増やし、お互いに相手を理解して思いやったり慮ったりすることが出来たら、事情は好転するのかもしれない。

なんにしても、今は二人のためにどうこうということでもなかろう。なんの関係もない子供たちのために最良な道はなにかを模索する段階だ。ひょっとしたら二人の男女としては終わりを迎えてしまうかもしれないが、子供の両親という立場であれば、そこは我を押し通さず、きちんとやらねばならないことだろう。子供のために離婚しない、というのではなく、子供のために離婚するということもある。できれば。しかしできなければ。どうあれ、停滞が一番良くない。これからしばらくはこの問題を考えていく日々が続きそうだ。

12/13 (MON)

朝から最低であった。きちんとかけたはずの目覚ましはきっと鳴っていたのだろう。しかしほぼ完徹のような状態で半ば落ちてしまった体には役不足。気づけば打ち合わせに遅刻しない出発時刻ギリギリであった。ハネ起き、5分で身支度、玄関を開けると大雨。Kashi. にとって、何が腹が立つといって、急いでいる時の雨ほど神経を逆撫でするものはない。

徒歩では絶対に間に合わない、しかしバイクには乗れない。ものすごく無駄な出費だが、PC バッグを濡らさずに急ぐには車に乗るしかない。暖気もせずに駅前駐車場に急ぐも、案の定魔の信号にひっかかる。この信号は 2 分近く赤のままという長さであり、しかもその先にある交差点がこれまたちょうど赤になるように管制されている。呪詛を吐き出していると、どんどんストレスが溜まってくる。

やっと駅前の駐車場につくと悉く満車満車満車。完全に八つ当たりであり、自分もそうだから文句など言える筋合いではないとわかっていつつも、どいつもこいつも雨だからって車使って買い物くるんじゃねえよ!と毒づく。やっと 1 台空いている駐車場を見つけるが、何故空いているかといえば、ここだけが最大料金設定がなく、料金は停車時間に比例して青天井になるからだ。立地の良さにあぐらをかいて周囲に逆らうように最大料金を設定しない商魂にまたイライラ。だが致し方もない。大急ぎで駐車し、駅に駆け込むも、目の前で電車のドアが閉まる。不快指数がものすごい。次の電車でも間に合うが、駅から打ち合わせ先まで、猛烈に走らねばならぬ。

打ち合わせを終え、地元駅に戻って来れたのは 4 時間後。駐車料金は 2,500 円。なんと馬鹿馬鹿しい…と思いつつも、さすがに毒気は抜けていたので支払いを済ませ、やれやれと車に向かうと、なんと運転席ドアがロック出来ておらず、開いた状態。我が目を疑う。恐らく、頭に血が上った状態であったから、きちんと閉めたと思いながら、何かの弾みで閉まっていなかったのに気づかずじまいだったのだろう。人通りが絶えない場所であるからということもあろうが、車上荒らしに合わなかったのは幸いだった。

だが、吹き込む雨で運転席がぐっしょりと湿っている。座るとものすごい不快感で、せっかく治まっていたイライラが一気に戻ってくる。しかし安全運転はしなければいけない。せめて近道しようと思うと、工事車両が道を塞いでいて気が狂いそうになる。

なんとか帰宅。しかし、先に帰宅している子供たちがおかえりの挨拶をしない。忍ぶように入ってきたでもなく、むしろ大きめの音を立てているのだから、気づかぬはずがない。しかし、無視状態。ここで怒りは頂点に達し、脱ぎ散らかされた靴、挨拶なしに対して大ギレ。子供達を怒鳴りつけながら、頭をひっぱたいてしまう。

これはさすがに酷い話だと思い、すぐに叩いた事に対して誤りはしたが、あまりに父親に対して尊敬の念がない。そこを等々と叱り、説く。子供達にしてみれば理不尽極まりない感じもしたであろうと思う。だが、もはや色々なものが積み重なりすぎて、我慢の限界であった。

説教を終え、すぐにでも提出しなければいけない作業を進める。が、次から次へと納品したはずの作業に追加作業を依頼される。木曜日に依頼を受け、金曜日納品なんですけどと言われた作業、間に合わせると休日に電話がかかってきて「実はこれも」「あとこれも」と。実入りが増えるなら…とか、ありがたいことだと思いつつ、時間を圧迫するのは間違いない。しかし、今更他に誰が請けられるのだろう。自分がやるしかないではないか。それを見透かすように更に新たな要求。それも向こうの誤植や指示ミスによる修正。そもそも今日の打ち合わせもエージェンシーの段取りミスみたいなところがあるし、その余波的に明日は朝 10:00 から中央区の会社に緊急で取材しなければならなくなって、そのために入ってきたイレギュラー的な打ち合わせである。そんなもののために朝からイライラし、帰ってきてもイライラ。そしてそういう時を見計らったかのように、PhotoShop がハングアップ。モニタを破壊したくなるも、本当に本当に我慢して堪える。

その後も提出しなければならない作業が大量にあり、それでもなんとか片付けていく中、クライアントから 2 時間電話で拘束される。2 時間はあまりにも長く、途中から切りたくてしょうがなかったが、業務に関わるところだからそういうわけにもいかない。しかし未確定事項が多すぎて長くなっているところもあり、もう少し内容を詰めてから話してほしいと思ったのも事実。なんとかかんとか電話を切り、大慌てで提出物を仕上げる。

このあと、更にやらねばならない仕事が 3 件。明日は朝から取材だから遅れるわけにはいかない。できれば作業を仕上げて少しでも眠りたいところだが、日中子供達をしかり飛ばした根本の原因となっている女房と話をしなければならなかった。仕事が遅れようとなんだろうと、これだけはいよいよやらねばならない。

そして重たい空気の中、会話。明日に続く。

12/09 (THU)

ここ最近年末の予算消化だったり、単純に四半期の締めに間に合わせるためにガンガン仕事を放り込まれる。有り難いのはもちろんなのだが、便利屋扱いされているという気持ちが湧いてこないでもない。賃金が安め故な上、明日までに…とかそんな依頼が多いためである。請けなくても良いのだが、請けねば誰かがやるのであろう。本当に厳しいこの時代、今は少しでも金が欲しいのが偽らざる本音だ。

しかし、と振り返る。金を得るために他のものも失っている気がする。貧すれば鈍というが、清貧という言葉もある。金があるに越したことはないが、中途半端にあるような状態はかえって閉塞感しか生まないのではないだろうか。考えることの多い昨今なのである。

12/6 (MON)

気がつけば師走も一週間過ぎていた。やらなきゃいけないことがたくさんあるのに、なんか仕事が次々と押し込まれてくる。極力仕事は断らないようにしているが、それにしたって誰も彼ももうちょっと計画的に仕事振れないもんだろうか。

仕事がたくさんあるとか、キツいこと自体は別に平気なのだが、一番カチンと来るのは急ぎ仕事を振ってくるなら当たり前のような顔をしないで、報酬を extend するとかの話を最初に持ってくるのがスジであろう。便利屋のように使われるのは構わないし、こちらのバリューでもあるから良いけれど、「なんでも頼めば大丈夫だ」と思われても困る。仕事というのは計画にやらねば、やっつけになることだってあるわけで、それで評価が落ちるのは仕事を振ってきた側なのだ。なんでもかんでも人任せにしないで、せめて自分の役割くらいきちんと理解し、クリアするために為すべきことはなにかを考えるくらいはしてもらいたい。

ブツブツ言いながらやっちゃうからいけないのかなあ…。でも金はホントに必要だしなあ…。制作という底辺のちょっとしたジレンマである。

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※過去ログは追々体裁を整えてから公開していきます。

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