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恥の多い人生です。嘘じゃありません。母さん、ごめんなさい。開き直らねば何も出来ず、ただ暗く爪を噛み、目が点になって溜息ばかりの A 型です。他人のことなど考えられずに、大切な花畑平気で踏み荒らして顰蹙を買う B 型が羨ましく惹かれますが、あまりに思い通りにならないこと甚だしく、イライラしたりします。元ネタが分かる人は少々偏っておりながらも、少なからず心優しき人でしょう。

さて、underground は underground であるべきです。誰もが持つ秘密やら心の闇やらは必ず存在するものですから否定しては自らを否定することに繋がります。かといって表に出ては under とは呼べません。underground はやはり人目に触れてはならず、自分の心ないしは気心知れた仲間内だけに留め置くべきものなのです。異常性愛だの非合法情報だのそういったものに限らず、です。そのほうが人生は色々とお得というものだと思うわけです。

さてさて、人は不自由な時は自由を求めますが、自由になれば不自由の良さが恋しくなったりします。どちらも求めるものは「楽」であり、無い物ねだりということです。人はいつだって不安を抱えているものであるからして、自由な時代になると自分が立ち後れているのではないかと悩んだり、逆に思慮が足りずにやりすぎても無秩序であることに気づかず、それを自由や自立と勘違いをします。不自由なときは可能性を求めて声をあげます。公平性がないルールは害悪ですが、実はルールというのは何も考えなくて良いので、便利なものでもあります。自由である今の時代は素晴らしき世界ですが、それはとても怖い世界でもあります。「怪物と戦うものは自らもまた怪物にならぬよう注意しなければいけない。深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ」という言葉が示す意味は、人はたやすく怪物になりうるということですから、これはよほど注意しなければいけません。怪物は怖いものです。とはいえ、善悪とはすなわち多数決であり、怪物が多くなれば人が怪物です。人でいたいと思うか、怪物になりたいと思うか。なに、難しいこっちゃありません。TSUTAYA のレジ横に積んである DVD-R や、コンビニの雑誌エリアに堂々並ぶ成人雑誌を見てどう思うか。その程度だと思います。

ところで。足ること知り、今を充実させたいと思いますが、あまりにも周囲がそういった状況ではないので、自分が異邦人なんじゃないかと思うこの頃です。自分は紅茶が好きなのに周りはみんなコーヒーばかりの Englishman in NewYork といった風情です。もっとも足ることを知るなんてのは悟りを開いた坊主でさえも難しいというものでして、ましてや凡俗の極みである自分は到達どころかすぐ挫けて過ちばかりを犯してしまいます。なんかそもそも論で無理っぽいのです。いっそ余計なことを考えずにいられたらと願うばかりなのですが、どなたか良い方法をご存じでしたらぜひ教えてもらえないでしょーか。